むやみに怖がらないことで免疫力を保つ。(2021年12月)
陰陽五行では、それぞれの季節に対応した臓器(春:肝臓と胆嚢、夏:心臓と小腸、土用:膵臓・脾臓と胃、秋:肺と大腸、冬:腎臓と膀胱)があり、そして、それぞれの季節の臓器と関連のある「感情」がある、という考え方をしています。
冬の臓器(腎臓・膀胱)と関連のある感情は、「勇気」と「恐怖心」です。腎・膀胱が健康であれば、私達は、困難に立ち向かう勇気や、決断する勇気、自分の考えを主張する勇気などを持つことができます。しかし腎・膀胱が不調だと、いろいろなことに対する恐怖心や、引っ込み思案になりがちな心境になってしまいます。
長引くコロナ問題は、マスメディアやインターネット上で、様々な思惑に左右されたニュースを毎日大量に生んでいます。その多くが、恐怖心や心配を煽るものばかり。それは腎・膀胱に悪影響を与え、また、弱った腎・膀胱が、さらなる無用な恐怖心を生むという悪循環が起こり兼ねません。恐怖心に支配されてしまうと、身体がこわばり、呼吸が浅くなり、血液の循環も悪くなります。当然、顔色のくすみや、潤いの不足にもつながります。
過剰な報道や無責任なネット上のことばに惑わされず、自分の頭で考え、冷静に判断し、自分の自然治癒力を信じて過ごすことは、免疫力を上げることに確実に繋がり、その結果、気の回りを良くし、顔色や表情も明るくなります。ぜひ、TVやネットからときには離れて、自然の中でメディテーションや深呼吸をし、新鮮な酸素を血液にたっぷりと取り込みましょう。そして自分と深くつながり、自分には何が必要なのか・何を信じればいいのか、を自分で判断できる力を養いましょう。そのようにして精神を健全に保つことは、食事と同じくらい、大切なことです。
風呂吹き大根 大豆ミートの肉味噌ふう添え
【材料】4人分
- 大根 1.5センチの輪切り4切れ
- 昆布 5センチ
- 醤油 小さじ2
- みりん 小さじ2
- 塩 小さじ1/4
- 大豆ミート乾燥タイプ(ミンチ状のもの) 15グラム
- 生姜 小指大ひとかけ
- 醤油、みそ、各小さじ1
- みりん小さじ2(あらかじめ合わせてよく混ぜる)
- 菜種サラダ油適量
- あれば大根葉少々
【作り方】
- 1.大根は皮付きのまま輪切りにし、切り離さないように気をつけて十字に包丁を入れる。昆布をしいた鍋に入れ、ひたひたに水を注ぎ、柔らかくなるまで煮る。ほぼ火が通ったところで醤油、みりんを入れ、竹串がすっと通るまで煮る。
- 2.大豆ミートは熱湯で戻し、さらに水で洗ってしっかりと絞る。
- 3.フライパンに油を熱し、生姜のみじん切りを炒める。いい香りがしてきたら2.の大豆ミートを加えて炒め、合わせ調味料(醤油、みそ、みりん)を入れて更に炒める。味をみて必要であれば醤油、味噌などを足す。
- 4.1の風呂吹き大根を汁ごと器に盛り、3の肉味噌風をのせ、あれば大根の葉をさっとゆでたものを刻んでのせる。
大根葉と大豆ミートのお焼き風餃子
【材料】4人分
- 大豆ミート 15グラム
- 玉ねぎ1/8個または長ねぎ 1/4本(みじん切り)
- 大根の葉 さっと茹でて刻んだもの 1/2カップくらい
- あればニラ 3〜4本(小口切り)
- ニンニク 1/2かけ(みじん切り)
- 胡麻油 少々
- 醤油 小さじ1と1/2
- <餃子の皮>
- 小麦粉 80グラム
- 全粒粉 20グラム
- 菜種サラダ油または胡麻油 小さじ1
- 塩小さじ 1/4
- 熱湯 60cc
【作り方】
- 1.餃子の皮を作る。粉、塩と油をボウルに入れて、さいばしなどでよく混ぜる。熱湯を少しずつ加え、耳たぶくらいの硬さにこねる。固く絞ったぬれぶきんをかけてねかせておく。
- 2.鍋に胡麻油をにんにくを入れ、いい香りがしてくるまで炒める。玉ねぎを入れて炒め、大根葉とニラ(あれば)を加えてさらに炒め、醤油を入れて混ぜる。
- 3.1の皮を8つにわけ、丸めてのばし、手のひらサイズの皮を作る。2. を小さじ1〜2杯分のせ、好きな形に成形する。
- 4.フライパンに菜種サラダ油または胡麻油(分量外)を熱し、薄く煙があがるくらい樹分に熱したら3を並べ、底に焦げ色がついたら水約1/2カップを加えて蓋をし、10分ほど蒸し焼きにする。