身心の免疫力を上げて、美肌をつくる。(2021年7月)
「免疫力を上げる」という言葉が、今までになくホットなキーワードとして日々、語られていますね。皆さんご存知のように、免疫とは、ウィルスや細菌その他の有害物質から身体を守る力のこと、そして、免疫力とは、その守る力の強さのことです。免疫力が強ければ、そのような外敵をはね返すことができますが、弱まってしまうと外敵に負けてしまう訳ですね。
免疫力を上げるために心がけたいことはいろいろありますが、まずは腸内環境を良好に保つこと。腸に存在する免疫の働きを担う細胞や、侵入者と直接戦うたんぱく質である抗体の量は、身体全体の60%以上を占めるそうです(出典:公益財団法人 腸内細菌学会)。文字通り、ボディガード的存在ですね!彼らボディガードたちに存分に活躍してもらうためには、腸内フローラ(腸内細菌叢)のバランスが崩れないよう、気をつける必要があります。
腸内フローラの理想バランスは、「善玉菌20%:悪玉菌10%:日和見菌70%」と言われています。日和見菌は、善玉菌・悪玉菌のうち量が多い方に味方する菌なので、常に善玉菌>悪玉菌のバランスを保つことが大切!善玉菌のエサになる食物繊維やオリゴ糖を多く含む食材(つまり、玄米などの全粒穀物や豆、根菜類)を日頃からたくさん食べ、悪玉菌の餌になる動物性の脂肪やタンパク質を控えめにする。食べ過ぎや習慣的な夜食も腸を疲れさせ悪玉菌優位な状況を招くので注意です。
食以外にも、運動や精神面も大切。適度な運動は自律神経にも良い影響を与えて腸の活性化に繋がります。そして、ストレスが胃腸に与える影響は計り知れないほど大きいと言われています。大きな精神的ストレス下にある時には、悪玉菌が明らかに増えるという研究結果もあるそうです。
東洋医学では、腸と肺と皮膚はお互い影響し合っていると考えます。透明感がありくすみのない肌のためにも腸内フローラバランスは鍵となります。全粒穀物と野菜多め、動物性食品控えめのバランスの取れた食生活と適度な運動、上手なストレス解消で、ウィルスに負けない免疫力をもたらしてくれる腸内環境と、すこやかなお肌を手に入れましょう!
押し麦のタブリ
【材料】4人分
- 押し麦 1/4カップ
- 蓮根 50g
- 塩小さじ 1/4
- ローストナッツ 大さじ1
- たまねぎ 1/8個
- きゅうり 1/2本
- プチトマト 50g
- 酢 大匙1
- オリーブオイル 大さじ1
- 梅酢 小さじ1
- 好みでクミンパウダー、ミントなど
【作り方】
- 1.たまねぎは小さめのさいの目切りにして水にさらして絞る。ナッツと野菜類もさいの目切り(プチトマト は1/4にカット)にしておく。
- 2.鍋に水を入れ沸騰させ、押し麦とオリーブオイル少々(分量外)を入れ、水が常に沸騰している状態で押し麦を15分茹でる。オリーブオイル(分量のうち大さじ1)と塩(小さじ1/2)を加えて軽く混ぜておく。
- 3.ナッツと野菜類を加え、さらに酢、オリーブオイル(大さじ1)、梅酢を合わせ、必要であれば調味料を足して味を調える。最後にクミンパウダー、あればミント 葉をちぎったものなどを加えても良い。
新じゃがいも&新玉ねぎドレッシング
【材料】作りやすい分量
- 玉ねぎ 1個
- 好みでにんにく少々
- 米酢 大さじ2
- オリーブオイルまたは菜種サラダ油 大さじ2
- 塩麹 大さじ1 または塩 小さじ1/2
- あれば梅酢 小さじ1
- 新じゃがいも 適量
【作り方】
- 1.玉ねぎ、にんにくは薄切りにする。
- 2.鍋に水少々(鍋底が隠れるくらい)を入れて沸騰させ、玉ねぎとにんにくを入れて蓋をし、柔らかくまるまで蒸し煮する。
- 3.ブレンダーやフードプロセッサーに入れてピューレ状にしてボウルなどに移し、調味料を全て加えてよく混ぜる。味を見て必要であれば塩などを加えて調整する。
- 4.新じゃがは小さければ丸のまま、大きければ2つに切って塩少々(分量外)をふり、蒸気の上がった蒸し器で柔らかくなるまで蒸す。または丸のまま茹でる。
- 5.じゃがいもが熱いうちに味を見ながら3.のドレッシング適量で和える。