お肌は体調の鏡〜デトックスシーズンの春は美肌のチャンスです(2020年6月)
お肌は身体のいちばん外側にありますが、実は身体の内部の「鏡」です。体調が悪いと、お肌にも明らかにその影響が現れます。便秘するとお肌が荒れた、というような経験はどなたにもきっとあると思います。
お肌のためには、身体全体の調子を整えることがとても大切ですが、その鍵となるのが「血液の質と循環」です。老廃物の少ない、淀んでいない血液が、トラブルの少ない透明感のあるお肌をつくります。
まずは老廃物や毒素を溜めやすい食材(動物性タンパク質、動物性脂肪、白砂糖、農薬や添加物なども)を控えめにし、そして老廃物を排出しやすい食材(全粒穀物、季節の野菜、豆、海藻など)を多めに食べる。そして適度な運動をして血液の循環を促進する。日頃からそれを心がけることが、内側から輝くようなお肌をつくる第一歩になります。
そして嬉しいことに、春は、1年のうち最も老廃物を出しやすい季節。この時期に、特に血液の浄化を意識することはとてもお勧めです。具体的には上記のような食生活をなるべく心がけることですが、できれば動物性の食材や、植物性のものであっても油はできるだけ控えるとよいでしょう。春の青菜や、野草、山菜などを、油を使わない調理法で毎日の食卓に取り入れ、よく噛んで少し少食にし、軽く汗ばむくらいのウォーキングなどの軽い運動をする。お肌だけでなく肩こりにも効果があり、腸内環境もよくなるので免疫力も上がります。いろいろと健康上の不安が大きな世の中ですが、質の良い血液を保っていればウィルスなど外敵の影響も受けにくくなります。ぜひ、出来ることから積極的に取り入れてみてください。
わかめとクレソンのサラダ ノンオイルドレッシング添え
【材料】2人分
- ドレッシング:白味噌 大さじ1
- 米酢 大さじ1〜2
- 豆乳 大さじ2
- クレソン、ルッコラ、あればたんぽぽ、ハコベなどの野草、わかめ 各適量
【作り方】
- 1.ドレッシングの材料は合わせてよく混ぜる。米酢の量は好みで調整する。
- 2.クレソンなどの野菜は硬い茎は取り除き、葉先を食べやすくちぎる。わかめは塩蔵の場合はしっかりと塩抜きをする。乾燥わかめは水に戻す。いずれも、水気をしっかりと切る。食べやすくカットする。
- 3.クレソンなどとわかめを盛り合わせて、ドレッシングを添える。
グリーンピースのポタージュ
【材料】2人分
- グリーンピース(豆のみ) 150g
- たまねぎ 小1
- だしまたは水 200cc
- 豆乳 100cc 各適量
- 白味噌 小さじ2
- 塩 小さじ1/4(または塩麹小さじ1)
【作り方】
- 1.鍋に水少々を入れて沸騰させ、薄切りにしたたまねぎを加えてしんなりするまで炒める(油を使わない「ウォーターソテー」)。
- 2.グリーンピースをとだし(または水)を加え、蓋をして沸騰させ、弱火で10分ほど煮る(煮すぎると色が悪くなるので注意)。グリーンピースが柔らかくなったら白味噌を煮汁で溶いて加える。塩も加えて火を止める。
- 3.3をフードプロセッサーなどにかけてなめらかになるまで撹拌する。鍋にもどして豆乳を加え、温まるまで火を通す(沸騰させないように)。味をみて必要であれば塩、塩麹などを加えて調整する。
- ※だしはお好みのものでよいですが、グリーンピースの繊細な風味を活かすには昆布だしがおすすめです。