マクロビオティック 美肌レシピ

冬は腎をいたわる(2019年 12月)

マクロビオティックとそのルーツである東洋医学では、「季節ごとに特に注意してケアしたい臓器がある」という考え方をします。冬に特にいたわりたいのは、腎臓と膀胱。これらをまとめて「腎」とよんでいます。冬には「腎」が苦手とするものを避け、「腎」が喜ぶ食材を多めに取り入れるようにしましょう。

「腎」が苦手とするものは、「冷え」です。背中や足腰が冷えないように気をつけ、入浴はシャワーで済まさずに湯船でゆっくり温まることをおすすめします。背中や腰にカイロなどを貼り付けるのもよいでしょう。とくに生理期間中は腎臓付近を温めると生理痛が軽減されます。(広義の「腎」には生殖器も含まれます)。

また、身体を冷やす食べ物(冷たい飲み物、白砂糖を中心とする強い甘み、熱帯産のもの、強いスパイスなど)も、冬には摂りすぎないように気をつけたいものです。

「腎」をいたわる食材としては、代表的なものは小豆。日本の民間療法でも、昔から「むくみを取る豆」として使われています。ただし、白砂糖を沢山入れてしまっては逆効果。砂糖を入れない小豆の美味しい食べ方を覚えておくとよいですね。そのほかには、ごぼうのようなしっかりした根菜や自然薯など、また、切り干し大根や干し蓮根などの乾燥野菜や、高野豆腐もおすすめです。そういった素材をしっかり火を通して食べて「腎」を強化し、身体全体を温めて寒い冬を乗り切りましょう。

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