SPF/PA値の高いものを使えば日焼けしない?
お肌を守る紫外線スキンケアのために必要なSPF/PA値についてお話しさせていただきます。
☆SPFとは?
SPF値とは、UV-Bという紫外線からお肌を守る数値をいいます。
UV-Bは主にお肌の表皮に影響を及ぼし、肌を黒くしたりシミを作ったりするとされています。
目安としてSPFのUV-B防止力はSPF数値1で20~25分程度とされています。
SPF10で約3時間20分
SPF23で約7時間40分
☆PAとは?
PA値とは、UV-Aという紫外線からお肌を守る数値をいいます。
UV-Aは主にお肌の真皮に影響を及ぼし、日焼けの影響はすぐにわかりにくいのですが長期的にたるみやシワを作ったり、深くからの色素沈着を引き起こす可能性があるとされています。
目安としてPAのUV-A防止力は
PA+ | 防止効果がある |
PA++ | 防止効果がかなりある |
PA+++ | 防止効果が非常にある |
PA++++ | 防止効果が極めて高い |
となります。
☆SPFとPAは高いほど良い?
例えばSPF50/PA++++ であれば絶対日焼けしないか?
という疑問がわきますが、強い紫外線を直接長時間浴びますといくら強いUVクリームをつけていましてもある程度は紫外線の影響を受けますし、何らかの負担がかかっていきます。SPF/PA値の高いUVクリームほど合成紫外線吸収剤その他の合成化学剤配合の懸念もあります。
※ブルークレールオーガニクスでは合成紫外線吸収剤・合成界面活性剤・合成ポリマーなどの化学剤は一切配合していません。
☆SPF/PAは「時間」軸
特にSPFは「時間」を軸にした数値です。
つまり、SPFが30や50までいかないUVクリームも着け直しをすることによって、よりしっかりとお肌を紫外線から守ります。
PAについても、同様にブルークレールでは考えます。
☆理想のSPF/PA値 ~お肌に優しくしっかりと紫外線をガードするバランス
真夏でも通勤、お買い物や洗濯干しなど1~2時間程度の通常の生活の範囲であればSPF20/PA++程度あれば十分だとブルークレールでは考えています。
むしろSPF/PA値があまり高くなりますと、その分強い成分が配合されることでお肌への負担が心配です。
※新発売のローズリッチUVパウダー SPF50/PA++++のように、無添加・オーガニックでお肌に優しいながらSPF/PA値が高いものは、ぜひお使いいただきたいですし、こういった無添加のUV下地クリームとファンデーションとの組み合わせで紫外線カットのレベルを上げる調整をしていただくことで、合成紫外線吸収剤や界面活性剤など化学剤が一切フリーでの安心な紫外線ケアをしていただけるとブルークレールでは考えています。
また、下記のようなことに同時に気を使っていくことがとても大切になります。
◆ | 長時間紫外線の下にいる場合は、1時間から長くても数時間ごとにUVクリームやファンデを付け直すこと |
◆ | 特に紫外線の強い季節は、日中の10時から16時の間の紫外線はできるだけ直接浴びないようにすること |
◆ | 帽子、サングラス、日傘、長そでの服装を併用すること |
◆ | 紫外線の照り返しなどにも十分に気をつけること |
◆ | 特に紫外線を受けやすい頬骨のあたりは、数時間以上日に当たる場合はできればメイクをした上からでもUVクリームやファンデを塗りなおすこと |
◆ | UVクリームの塗り直しと同様、お化粧水やミストを外出先で使用するなど保湿にも気をつけること |
◆ | UVクリームを薄く塗り伸ばすのではなく、推奨量をしっかりと使うこと |
外出する時間帯、帽子や日傘の併用など工夫をして、直接塗るスキンケアやメイクはお肌に負担をかけすぎないよう、「バランス」を大切にしていきましょう。
近紫外線・ブルーライトとは
近赤外線とは、赤外線の一種であり、波長は可視光線より長く、紫外線より圧倒的に長い光です。
近赤外線は、赤外線の中では比較的短波長の光ということになります。
近赤外線は、紫外線と比較しエネルギーがかなり弱いこと、また人体のDNAの吸光域(光を吸収し影響を受ける域)からもその波長がずれるため、皮膚への影響は小さいと考えられ、今まであまり重要視されてきませんでした。
ですが、昨今の研究では、近赤外線には紫外線とは別のメカニズムによる光の美容への影響に関わる作用が認められています。
そのメカニズムは主に
・近赤外線の波長は長く表皮、真皮を通りその奥の筋肉まで届き何らかの影響を与え得ること
・近赤外線は、水や血液中のヘモグロビンに吸収される性質を持つため、近赤外線を許容以上に受けると、血管やその周りの組織に何らかの負担や影響を与えること
・体内の筋肉中のたんぱく質の一種ミオグロビンにも吸収されるため、必要以上の被ばくは筋肉を薄く弱くする影響が懸念されること
近赤外線は、水、ヘモグロビンに吸収されるため、近赤外線に曝露されると、生体は血管を拡張させて、深部組織を防御する。
また、近赤外線は、ミオグロビンにも吸収されるため、長期的に太陽光の強い近赤外線に曝露されると、皮下の筋肉が菲薄化する。
・近赤外線は間接的に活性酸素の発生に加担すること
などであり、客観的に皮膚深部への影響は大きく、エイジングケアを根本から対応するブルークレールとしては無視のできな重要な要素だととらえています。
ローズリッチUVパウダーには今回、近赤外線を防御する成分を配合し、お肌をあらゆる光の要素から守る処方にしています。
<ブルーライトとは?>
パソコンやスマートフォンなどの液晶画面から発せられる青い光です。
波長が短く、可視光線の中でも、エネルギーが最も大きい光で、目の疲れや精神的疲労の原因になります。最近は目だけでなく色素沈着やシワなど、お肌への影響が懸念されています。