知って防ごう!敏感肌の成分リスク解説

肌の強さは人それぞれ。
どんな化粧品を使ってもトラブルがない人もいれば、敏感肌で何を使えばいいか迷う人もいます。肌環境は多様で、特に敏感肌の方はスキンケア選びが難しいもの。
このコラムでは、敏感肌の方に向けて、無添加化粧品やオーガニック化粧品メーカーの視点から、敏感肌とその影響を与える成分について解説。安心して使える化粧品選びのポイントをご紹介していきます。
目次
敏感肌とは?その原因と特徴

健康な肌には、紫外線やほこり、細菌などの外部刺激から守るバリア機能があります。
しかし、乾燥、加齢、合わないスキンケアの継続、または体質により、このバリア機能が弱まることがあります。すると、ちょっとした刺激でかゆみ、赤み、ピリピリ感などのトラブルが起こってしまう🟰これが敏感肌の状態です。
敏感肌の方は、化粧品の成分が肌に与える影響に特に注意が必要です。
参考ページ:
▶︎ホリスティックに俯瞰すること〜私たちの体、皮膚、心を知る〜
▶︎肌の菲薄化について
敏感肌の方が気をつけるべき成分とは

敏感肌の方にとって、化粧品の成分選びは重要です。
合成香料、合成着色料、鉱物油、石油系界面活性剤、ポリマー、シリコンなどは、肌の刺激となりやすくなり、肌深くまで入り込んでしまうことになります。それが場合によっては、肝臓・腎臓障害やアレルギー、ぜんそく、発ガン性などへと結びつくような事例もあるのです。
あなたは、化粧品の全成分表示を確認したことがありますか?
成分を理解することは、肌トラブルを防ぐ第一歩です。
敏感肌の方が避けたい代表的な成分

以下に、敏感肌の方が特に注意すべき成分を挙げてその機能をご紹介します。
*成分は代表的な一部をご紹介しています。
合成界面活性剤
合成界面活性剤は、化粧品の乳化や洗浄を助ける成分ですが、肌のバリア機能を壊す可能性があります。
✔︎ ラウリル硫酸ナトリウム:強力な洗浄力で、洗顔料やシャンプーに使用。肌の乾燥や刺激を引き起こす可能性。
✔︎ ポリエチレングリコール(PEG):乳化剤や保湿剤として使用。肌への浸透性が高く、刺激となる場合も。
✔︎ エデト酸塩:安定剤として使用されるが、アレルギーを誘発する可能性。
✔︎ トリエタノールアミン(TEA):pH調整剤。長期間の使用で肌荒れの原因となることも。
など
合成ポリマー・シリコーンオイル類
これらは化粧品の滑らかさやコーティング効果を出す成分ですが、肌に残留すると毛穴詰まりや刺激の原因に。
✔︎ ジメチコン、シクロメチコン、シロキサン、シラノールなど:滑らかな質感を出すシリコーン。肌の呼吸を妨げ、バリア機能を弱める可能性。
など
合成防腐剤
防腐剤は化粧品の品質保持に必要ですが、敏感肌には刺激となる場合があります。
✔︎ パラベン(メチルパラベン、エチルパラベンなど):防腐剤として広く使用。アレルギーや皮膚刺激の報告あり。
✔︎ フェノキシエタノール:防腐剤として使用。低刺激とされるが、敏感肌には注意が必要。
✔︎ 安息香酸ナトリウム、サリチル酸、BHT:防腐や抗酸化作用。肌への刺激やアレルギーリスクが指摘される。
など
石油由来成分
石油由来成分は安価で安定性が高い一方、肌への負担が懸念されます。
✔︎ BG(ブチレングリコール):保湿剤として使用。石油由来で、肌に刺激を与える場合も。
✔︎ ミネラルオイル:保湿や保護効果。毛穴を詰まらせ、バリア機能を弱める可能性。
✔︎ ポリエチレングリコール(PEG):乳化や保湿に使用。肌への浸透性が高く、刺激の原因に。
など
参考ページ:
▶︎コスメ成分としての高級アルコールについて
国産オーガニックコスメ ブルークレールオーガニクスのこだわり

余分に入れられた成分を排除した無添加化粧品やオーガニック化粧品を選ぶことは、肌の健康を守る最良の選択ではないでしょうか。
ブルークレールオーガニクスは国産のオーガニック化粧品メーカー。植物由来のフィト・エナジーで防腐し、合成添加物を一切使用しません。
合成保存料、界面活性剤、ポリマー、紫外線吸収剤、シリコンオイル、鉱物油、合成着色料、香料、ナノ、タルク、ナノ粒子を排除。キャリーオーバー成分(化粧品などの原材料の製造過程で、製品に微量に残留する成分のこと。表示義務がないため、全成分表示に記載されない場合があります。)も避けるため、独自に成分を抽出する徹底ぶりです。
こだわりの成分には、敏感肌の方の不安材料である上記のような各種成分は一切使用せず、お肌に実感のある成分を多種配合しています。
参考ページ:
▶︎ブルークレールオーガニクスのオーガニックコスメ基準
▶︎お肌へのやさしさを考えた選択
ロングセラーアイテム:リペアモイストWエッセンス

2007年の創業以来、ブルークレールオーガニクスの代表作である「リペアモイストWエッセンス」は、くすみケア*1、エイジングケア*2に特化した美容液です。
敏感肌にも優しく、植物由来成分で肌を整え、年齢に応じたケアをサポートします。
3種類の有機ローズ成分*3、6種類の独自抽出の和漢*4、ローマカミツレ*5などがくまなく澄み渡り、肌のキメを整えます。
肌の構成成分である、セラミド(独自抽出)*6、2種類のペプチド*7などが、肌機能を活性化させます。
アケビエキス(実の胎座由来)*8は肌にハリと柔軟性を届けます。ハナビラタケ*9や褐藻*10にはもともと光から身を守る性質があります。
また肌に明るさ*11を与えるα-アルブチン*12や持続型ビタミンC誘導体*13などを配合しています。
これら多方向から厳選した48成分を、バランス良く高濃度*14に配合し、白神山地の湧き水で作り上げました。すみずみまで澄み渡る感覚の、優しいテクスチャです。
参考ページ:
▶︎生活習慣だけでなくスキンケアが必然である理由
UVケアの新定番:新UVラグジュアリーデイクリーム

“光対策”をすることが肌のトラブル回避に重要であることに着目し開発された「新UVラグジュアリーデイクリーム SPF28 PA+++」。UV、ブルーライト、近赤外線から肌を守る24時間プロテクションを実現。合成紫外線吸収剤やナノ粒子を使用せず、石けんで落とせる優しさも特徴です。
ブルーライトを98%カット*するミネラル成分「セリウム」配合。酸化チタン・酸化亜鉛もフリー。 すっと肌になじみ、白浮きせず、化粧のりの良い、心地よいテクスチャです。ほのかな有機ラベンダー(整肌成分)の香りも魅力。
参考ページ:
▶︎UVクリームをもうひとつ作る理由
*1 くすみケア:乾燥や加齢によるくすみ肌のケア
*2 エイジングケア:加齢や乾燥によりハリ、ツヤを失った肌のケア
*3 3種類の有機ローズ成分:ダマスクバラ花水、ダマスクバラ花エキス、ダマスクバラ花油(いずれも整肌成分)
*4 6種類の和漢:オウゴン根エキス 、 クズ根エキス 、 マグワ根皮エキス、 ビワ葉エキス 、 ドクダミエキス 、 キハダ樹皮エキス(いずれも整肌成分)
*5 ローマカミツレ:ローマカミツレ花エキス(整肌成分)
*6 セラミド:セラミドNP(保湿・保護成分)
*7 2種類のペプチド:アセチルヘキサペプチドー8、 ヘキサペプチドー10(保湿・保護成分)
*8 アケビエキス:整肌成分
*9 ハナビラタケ:ハナビラタケエキス(保湿・保護成分)
*10 褐藻:褐藻エキス(保湿・保護成分)
*11 明るさ:肌のキメを整えることによる
*12 α-アルブチン:整肌成分
*13 持続型ビタミンC誘導体:ビスグリセリルアスコルビン酸(製品の抗酸化成分)
*14 高濃度:当社内比較
*ブルーライト98%カット:酸化セリウム原料メーカー調べ
成分表示チェックから始める、これからの敏感肌ケア
化粧品の全成分表示をチェックし、自分に合ったものを選ぶことは、敏感肌を健やかに保つ道筋です。
この考えは化粧品だけでなく、食品や生活用品にも当てはまるものであると感じます。
さまざまな情報に目を向けて、自分で選択するという習慣は、肌だけでなく人生をより良くする一歩となるかもしれません。
ぜひそのような視点で、化粧品を選んでみてはいかがでしょうか。