陰陽を意識したライフスタイルのすすめ

春野菜のスープ

家の近くの駅前の、本日入荷の無農薬野菜を売っている
お店に寄るのが楽しみです。
先日柔らかそうな菜の花を購入しました。
それを使って春のスープを作りました。

春のスープ

鶏肉を煮込みアクを取り、キノコ、様々なハーブ、塩胡椒を加えて
軽く煮込み、最後に洗った菜の花を入れて沸騰したらすぐに火を止めて
蓋をしたまま少し置きます。途中お醤油や塩で味を整えます。それだけです。
青菜野菜にはくれぐれも火を通しすぎず、少し沸騰し始めたらすぐに火を止める
ことがコツです。小松菜でも美味しいですよ。食材はお好みでいいです。
魚介類(ホタテ、牡蠣など)の場合は、あまり煮込まないように。
フランスで言うところのsoupe de poisson(スープ・ドゥ・ポワソン)。
魚介類のスープが出来上がります。
加えるスパイスやハーブが大切で、ニンニクや生姜、タイムやローズマリー、
オレガノなどのハーブ、そしてとっておきのおすすめのスパイス、ターメリック。
味わいが深くなります。カレーっぽくはなりません。
さらに唐辛子をちょっぴり。

ハーブの陰陽

私が今愛用しているハーブが、Herbes de Provance(プロヴァンスのハーブ)です。
普通にスーパーにも売っているのですが、9種類のハーブのミックスです。
ハーブやスパイスって、買っても使い切れないことありませんか?
そのような場合はミックスはおすすめです。

このHerbes de Provanceの中で、タイムはとても陽性寄りの植物です。
小さくまとまるオレガノも陽性寄り。
逆に、ふわっとしているパセリは陰性が強くなります。
大きくなる月桂樹(ローレル)、育てている人はよくご存知でしょう、
一気に伸びるローズマリー、香り高いバジル、フェンネルなどは陰性寄り。
面白いもので、天然の植物、ハーブの陰陽に”絶対”は無くて、
組み合わせるもので、その特性が動いたりします。
体調体質でも受け付け方が変わります。
やはりここでも大切なのはバランスなのです。
複雑で、神秘的で、でも本当に面白いですよね。
そして恩恵が深いとつくづくと感じます。

陰陽五行が趣味で、好きすぎて話が止まらなくなるのですが、
菜の花は春の、エネルギーが一気に上がっていく典型的な陰性の野菜。
高温多湿のインドで使われるターメリックも陰性。
”陰”という言葉に惑わされそうですが、"かげ"的な暗い意味合いではありません。
”軽くて上に上がるエネルギー”というニュアンスです。
上記に紹介したスープは、春らしい旬のメニューです。
地球、宇宙のエネルギーに沿った食材や調理法を選択することは
美や健康を育みます。

キーワードは「旬のもの」「バランス」

口に入れるもののエネルギー、特性を考えることは大切です。
わからない時の選択基準は「旬のもの」。そしてやはり「バランス」。
ぜひ念頭に置いてみてください。