グラスフェッドなら、バターは体に良いのか

グラスフェッドバター入りのコーヒー

皆さんは、バターコーヒーを召し上がりますか?
私は実は結構好きで、週末などには楽しむんです。
コーヒー好きの友人たちに出すととても喜びます。
近所のお店で買えるエシレなどを使います。

グラスフェッドバターの特徴は黄色っぽいこと。
牛が生えている草をたくさん食べるため、そのビタミンやミネラルでミルクに色がつくからです。
上にある写真のような黄色味のある色合いです。
(もっと素敵なコーヒーの写真はあるのに、グラスフェッドバターの色合いをお伝えしたくて、こちらを載せました)。
平飼いの卵とは逆ですね。
平飼いのビタミン栄養素を与えられない鶏の卵の黄身は驚くほど薄いレモンイエローです。

今、グラスフェッドのバターコーヒーが流行っていますね。
理由は、固形の脂肪分なのに、不飽和脂肪酸が含まれるから、健康に良いとのこと。
少し前にこちらで書いたように、不飽和脂肪酸は健康美容に良いものが多いのです。
特に良いのがオメガ3、次がオメガ6ですが、その割合がグラスフェッドバターには、理想の1:2程度含まれているそうです。

ということもあって、今大変人気であり、美味しいので今後も人気は続きそう。ですがそれでも本来固形であり、主成分が飽和脂肪酸であることに注意が必要です。
その構成は、飽和脂肪酸が約51-53%、一価不飽和脂肪酸が約21-23%、多価不飽和脂肪酸が約3-5%
したがって、ほどほどに楽しむ方が良いと言えます。

美味しいもの、話題になっている魅力的なものを嗜むことは経験であり楽しいことです。
健康と美容のためにガチガチに厳格になりすぎず、人生を楽しむのが良いと私は思っています。
ですが一方で、部分的な偏った情報に影響されすぎないようにしましょう。
良い部分だけにフォーカスされていないでしょうか。それは真実を歪めることさえあります。

ちなみに、今回グラスフェッドバターの実際の飽和脂肪酸(良くない方)の割合を調べるのに、結構骨が折れました。
一方で、今注目の、不飽和脂肪酸(良い方)についての情報は溢れるようにあります。
真実は奥にあって簡単には手が届かないことが、実際多いかもしれません。