「石鹸で落ちる」は現代の洗脳かも。より良いメイクオフとは?

目次
石鹸洗顔で落ちるメイクが当たり前になった理由
石鹸で落とせるメイクなら肌に優しい、そして楽。この考え方や基準が、もう何年も前から、世の中の当たり前のようになっています。
どの自然派コスメのメーカーサイトや商品ページにも、「石鹸で落とせます。」という記載があるかどうかが、商品を選ぶ条件の一つになっています。
多くの人が考えていることは、
- "石鹸で落ちるくらい、肌に優しい"
- "石鹸で落ちるのだから、合成界面活性剤は使われていないか、あっても少量だろう"
- "ダブル洗顔しないことが肌負担を減らす、何よりシンプルケアで楽"
とてもよくわかります。ですが、これ、洗脳の一つになっているかもしれません。ここでよく考えてみましょう。
確かに”石鹸で落ちる”はひとつの指針ではある
ブルークレールオーガニクスのメイク品、UVクリームやパウダーも、石鹸で落とせることを条件の一つに開発していますし、弊社ウェブサイトで、そのようにご案内もしています。
石鹸で落ちる程度の製品であることは、確かに肌に優しい製品開発の目安の一つではあります。が、皆さんや世の中が、それを求めているので、その切り口からの案内をしていると言うこともあります。
肌のために、本当に大切なことは、そこではないかもしれません。もっと良いスキンケアがあるかもしれません。
より良い洗顔方法、スキンケア方法がある?と立ち止まってみよう
石鹸で落とせるUVケア製品やメイク品を、本当に石鹸洗顔だけで終わらせることが、本当に肌に長い目で見て良いことがどうかは、少し違うのです。
石鹸洗顔では、割と表面的な汚れは取りやすいです。石鹸とは実は、アルカリ性と酸性の成分をぶつけることで激しい化学現象を作り鹸化(けんか)作用を起こすことで作られます。そして強い洗浄力を持っています。
その泡は肌の奥に入りやすいですから、そこに入り込む泡中の成分、潤いに注目して、ティートリーモイストソープは多くの豊富な美容成分を配合しています。例えばセラミドや和漢成分はもちろん、オイルには植物性スクワランを主成分にしています。
なぜ植物オイルが、よりメイクオフに適するのか
石鹸は、植物オイルと比べて、その肌への親和性では敵わないと考えています。肌成分が主に脂質から成り立っていることが大きな要因になります。クレンジングオフ、洗顔にはオイルが最適解だと私たちは考えています。
本記事のトップのイラストは、肌のラメラ構造になります(wikipediaその他を参照)。
肌のラメラ構造とは、角質細胞の間にある細胞間脂質が、水と油分が交互に重なって層をなしている状態のことです。
この構造は、肌のバリア機能や保湿機能に重要な役割を果たし、肌の水分蒸発を防ぎ、外的刺激から肌を守ります。
セラミドは水溶性寄り(油分にもある程度馴染みやすい特性を持つ)、レシチンは油溶性です(乳化剤に使われる程度に水溶性も少しですが親和性あり)です。
ご参考までに、この表皮のラメラ構造の上にある皮脂(より液体的なもの、主に汗)は、トリグリセリド、ワックスエステル、スクワレン、遊離脂肪酸、コレステロールなどで構成されています。耳慣れない成分が多いかもしれませんが、当然ですがラメラ構造と似ていますよね。
つまり、全体的に肌はオイルに馴染みやすいのです。
肌はオイルを自然に受け入れ、汚れを奥から取り除き、適度な潤いを残します。メイクやUVケア製品のクレンジングには、合成界面活性剤が配合されていない、植物オイルが最適だと、ブルークレールオーガニクスでは考えています。
植物オイル100%"ローズオイル" 〜メイクオフとエステマッサージをこれひとつで

では、ブルクレのローズオイルはどんな特徴を持つのでしょう。ローズオイルは、ひまわり油やオリーブ油、マカデミアナッツ油やその他果実油から構成した植物オイル100%。界面活性剤などの洗浄力のある成分を一切配合していないオイルです。
こちらで顔を優しくエステをするようにマッサージをして汚れを浮かし、ティッシュなどで擦らず、吸い取るように最低限を拭き取り、そのまま入浴をして洗髪や汗、蒸気などで自然に洗い流すことを、お勧めしています。
ティートリーモイストソープなどでの洗顔は、必要な場合のみ、もしくは時々で十分です。
ブルクレのローズオイルは、メイクオフからエステマッサージ、美容オイル、そして髪や体などあらゆる所に使える高品質なオイル。
60mL 3,520円は、原価から言えば破格です。
使っているオイルはどれも弊社として最高品質のものを使っています。
それでもこの価格を保ち続けるのは、皆さんに健やかな肌の土台を作って欲しいからです。
昔の常識を見直す
昔は、「オイルは老いる」、「その日の顔の汚れはきっちりと落とすのが基本」という言葉が世に流布されていました。
老いるオイルとは、その中に合成界面活性剤が配合されている場合です。もしくはそのオイルの質に問題がある場合。そして、強い洗顔は肌の必要な皮脂(最高の天然保湿オイル)まで落とし兼ねません。
世の中の"当たり前の常識"に、ちょっとでも引っ掛かりを感じたら、その感性を大切にしましょう。その小さな違和感があなたを守ります。
開発者、筆者として石鹸について
ティートリーモイストソープは開発者の私自身手放せないもののひとつで、髪、体全てに使います。旅先に、そしてもしもの災害の時には、この石鹸とローズオイル、美容液、そしてUVクリーム。これらは携帯必須のものです。
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※7/15の記事を全体的にリライトしています。