老化の三大原因その3「慢性炎症」 〜予防のための”7つの美習慣”
老化の三大原因は、酸化、糖化、炎症と言われます。
酸化による血液や細胞、肌と体のサビ付き。
糖化はたんぱく質と糖質のコゲ付きです。
そして定義の範囲がとても広いのが炎症です。
ちょっとした怪我から風邪、あらゆる病気が入りますが、
アレルギーなどの体質的なもの、歯周病なども入ります。
本当に幅広いですよね。
これらが長引くと、体の免疫力は衰え、機能は低下し、老化につながります。
老化はつまり免疫力低下ですから、非効率ですね。
炎症はもともと、怪我や病的箇所に抵抗するために起こる症状ですが(白血球の増加、ナチュラルキラーなど免疫系細胞の活性など)、治らずにその抵抗するための反応がズルズルと続いてしまうと、悪循環につながるというわけです。
老化の三大要因として、ブルクレでは、炎症が長く続く「慢性炎症」が特に深く関わると考えています。
炎症と老化のメカニズムをわかりやすく説明しますね。
身体が外部の刺激や内部の問題に対して短期的に炎症反応を起こすことは、自然な防御機能です。しかし、これが長期化すると、身体に悪影響を及ぼし、組織や細胞を損傷することがあります。この「慢性炎症」は、酸化ストレスや糖化と並んで、老化を引き起こす主な原因の一つとされています。
慢性炎症のメカニズム
炎症が持続すると、炎症性サイトカイン(IL-6、TNF-αなど)が過剰に分泌され、組織や細胞にダメージを与えます。また、炎症はミトコンドリアの機能不全を引き起こし、エネルギー生成の効率が低下します。これにより、細胞の修復能力が損なわれ、細胞老化を促進します。細胞が老化すると、新しい細胞が適切に生成されず、組織全体が劣化していくという悪循環に陥ります。
つまり、炎症は体が不調に対して戦っていること。
それはホメオスタシスとしてあるべき形ですが、長期化すると細胞老化(弱化)を引き起こすということです。
よく分かりますよね。
ではどうすれば良いかというと、病院などでの治療を抜かせば、
自分で行う予防と体質改善。そのための生活習慣の改善が大切です。
ブルクレがいつも唱えている、「7つの美習慣」そのままです。
睡眠、腸内環境改善、食事、ストレス対応、適度な運動、紫外線対策と保湿ケア。
今回これに「口腔ケア」を追加したいと思います。
歯と歯茎を良い状態に保つことは、身心はもちろん、肌の改善に深く関係します。
知り合いの歯科の名医が、「口腔内の衛生状態が、その人の今と将来の健康を作っている」つまり口の中が万病の元だと話していました。
小さい炎症から大きい炎症(つまり大病です)まで、全てについてです。
また、オイルの摂り方を見直すことも近道の一つ。
私たちは、一般的に言う”サラダ油”を過剰に摂りすぎています。このサラダ油がオメガ6です。オリーブオイル、菜種油やひまわり油などはオメガ9になります。
そこに、オメガ3(亜麻仁油、エゴマ油、青魚など)を意識して食事に取り入れてみませんか?
オメガ6:オメガ3ができれば2:1、難しければ4:1の範囲内にしていくことが理想です。
オメガ3のオイルは、体内の炎症現象を和らげる効果があります。コツコツとした摂取ですね。
これらの7つの美習慣プラスアルファはとても小さいことですが、習慣の力とはとても大きいものです。
これからもさらに意識していきましょう。