活性酸素を抑える夏の食材、スパイス
初夏になると無性に欲するものがあります。
それはパエリア。
パエリアは普段向きの料理ではないと思っている方がいるかもしれません。
いえいえ、そんなことないんですよ。
パエリアはいつでも冷蔵庫にある材料でできてしまいます。
お米、残った食材もしくは冷蔵食材、そしてサフランもしくはターメリック、
パプリカのスパイスがあればいいのです。ターメリックだけでもOK。
週末見たスペイン旅行動画に刺激されて、早速作り始めます。
我が家は玄米しかないので、まずはしばらく浸水。
サフランはなかったので(今度買っておこう)、ターメリックとパプリカパウダー、他にも家にあるいくつかのハーブを使います。
冷凍してあるニンニク、そら豆、魚介類、友人から旅行のお土産でもらったブラックオリーブを使いました。※ニンニクは冷凍しておくと便利ですよ。
家庭用のシンプルバージョンです。
お米をオリーブオイルでじっくり炒めてから(焦げそうになる前に少量の水を入れる)、スパイスと塩胡椒を加えて煮込み、様子を見ながら途中で野菜や魚介類を入れます。
トマトやオリーブがあればそれは本当に最後の方で入れるなど、食材の特徴を見て臨機応変に。
とっても食欲をそそる、美味しいパエリアがあっという間に出来上がりです。
華やかな料理ですから、友人を招くにもいいですよね。
サフラン、ターメリック、パプリカは共に、最強のアンチエイジング食材としてあちらこちらで紹介されています。
その理由は、活性酸素を除去する力が優れているためです。
パプリカやサフランはビタミンB、Cが豊富です。そして珍しくビタミンPを同時に含み、Cが熱で壊れるのを防ぎます。
ターメリックは別名ウコン。ウコンといえばクルクミンでいかにも肝臓に効きそうですね。実際そうです。
活性酸素を強力に抑えますが、同時に注目すべきはビサクロン。この二つの成分はともに肝臓の働きを助けます。
「私は肝臓は悪くない」なんて思われるかもしれませんが、
肝臓は現代の私たちが、最も知らぬうちに負担をかけている臓器の一つです(腎臓もです)。
肝臓、腎臓を大切にすることが、直接的なエイジングケアに繋がりますよ。
「美肌は肝腎」です。
そしていずれのハーブも殺菌・解毒効果に優れています。
初夏にパエリアのようなものを求めるのは、体が無意識に必要としているのですね。
話が飛びますが、女性の方が男性よりも平均的にかなり長寿の理由の一つに、
「女性がその日のメニューを考えて用意するから」というのがあります。
女性はもちろん、普段から家族の健康を考えてメニューを決めるのですが、
無意識に自分の食べたいもの、つまり自分に必要なものに選択を影響されているという説です。
そうして自分の体に必要なものを長年コツコツと摂取することで、大きな違いを作っていきます。
・・・すごい話ですよね。
つまり、私たちが必要なものを直感を研ぎ澄まして知り、それを実行していくことが人生のクオリティを大きく変えます。
そのためには、直感力を日々良い生活習慣を積み重ねることで育み、自分と周りを俯瞰していくこと。
それが遠回りのようでいて、実は確実に健康と美肌を作ります。