桜の開花と糖化について
今年の桜の開花は都内で3/20だそうです。
え、あともう1週間足らずで?…近所の桜からはまだその気配を感じていませんでしたが、よく見ると、蕾が膨らみ始めているのかもしれません。
毎年、当たり前のように迎える桜の開花ですが、これは奇跡なのです。
いろいろなことが、身近で、また遠くで起こっています。今あるものに感謝をして、大切に、そして慎重に前に進みたいですね。
桜の花びらには優れた抗糖化成分が含まれています
桜の花と言えば、美容の観点から見ると、抗糖化作用が非常に高いことで知られています。
少し専門的な話になりますが、花びらに含まれるカフェオイルグルコースとケルセチングルコースは、優れた抗糖化効果を提供します。
よもぎの葉にも、強力な抗糖化作用があります。その具体的なメカニズムは、桜の花びらほどは明らかになっていませんが、一般にハーブに含まれるフラボノイドやフェノール酸が原因ではないかと考えられています。
これらの成分は、どれもポリフェノールの一種です。カモミール、和漢、ローズその他多くのハーブや植物にも、当然ながら含まれています。
植物全体が本来持つ能力
私たちは、これらの成分が抗酸化力や抗糖化力を自然に持っていると考えています。
植物が生き延び、そのDNAを後世に残し、長く繁栄するためには、これらの力を持つことが必然です。違いはその力の程度に過ぎません。
人の老化の三大要因:炎症、酸化、そして糖化
私たちの老化において大きな役割を果たす三つの要因は、
- 「炎症」(風邪や怪我だけでなく、アレルギーやあらゆる疾病を含む)
- 紫外線の過剰な暴露やさまざまなストレスによる「酸化」(活性酸素種やフリーラジカルが細胞を損傷)
- 糖分が体のタンパク質や脂質と結合して終末糖化産物(AGEs)を形成する「糖化」
です。
抗糖化成分を肌に補給し、食材として取り入れることは、非常に効果的な美容とアンチエイジングの方法です。
大切なのはバランス
長年化粧品開発に関わってきた私は、バランスの重要性を痛感しています。そして、広い視野と直感力を養うことが大切だと思っています。
ブルークレールオーガニクスでは、そうした化粧品を大切にしています。
- 質の高さを保ち、さらに磨き上げること、
- 人の肌に立脚して開発・改良を行うこと、
- 情報をわかりやすく提供し、公平に製品を提供すること。
これらのコンセプトと核(コア)を大切に、私たちはこれからも歩みを進めていきます。