思い込みから解かれて、真の美容法へたどり着く

ローズオイルとオイルセラム

ある尊敬する人(国際政治学者)が敬愛する哲学者のカントについて、週末に本を少し読みました。
カントは18世紀に活躍したドイツ人哲学者で、「純粋理性批判」を唱えました。
ごく簡単に言うと、
「私たちの”理性”というのは、あまり信用ができない」
という見方です。

私たちはあらゆる先入観、外的情報、内的価値観、時代の流れに強く影響されやすいものです。
つまり、私たちの理性(認識)には限界がある、そのことに気がつくことが大切だ、という考え方です。

なぜこのブログでこんな難しそうなことを書くかというと、人の価値観が平気でガラッと変わることが、美容にもよくあるからです。

少し前に、ある美容家が
「オイルは老いる」
と言っていました。
今はどうでしょう?

また、ある大手化粧品メーカーが
「顔の汚れをとことん落とすためにしっかり洗顔することが美容の基本」
と唱えていました。
本当のところはどうでしょうか。

”老いるオイル”は、質の悪い原料や酸化劣化した原料を使われている場合ですが、そんなことは当然です。
もう一つ、合成界面活性剤が配合されている、「洗い流せるクレンジングオイル」のようなものです。
これは石油由来の界面活性剤が、顔の皮脂や必要な油分を根こそぎ必要以上に取り除き、肌のバリア機能を弱めます。しかも短期間で起こります。

ですが、質の高い植物オイル100%の美容オイルであればどうでしょう。
肌深くの汚れを取り除きながら潤いを届け、肌を輝かせ、守り、まさにスキンケアの基本になります。

そして「顔の汚れをとことん落とす」ことが危険と隣り合わせだと考えることが今や正しい見方でしょう。
強いクレンジング剤が、果たして顔に残る必要な皮脂だけをうまく残して、不要なものだけ取り除くような手品のようなことができるでしょうか。
いいえ、とても無理なことです。天然のクリームと言われる皮脂も一緒に落とすでしょう。そしてやはり肌のバリア機能が損なわれやすくなります、しかも短期間で。

クレンジング、洗顔は大切です。もちろん汚れを取り除くことは大切です。
ですが、大切なことは「必要最低限」であること。
洗顔をすることでさらに潤いを届け、ハリとツヤが育まれる状態にすることです。
私たちブルークレールオーガニクスはメイクオフ、洗顔をそのように捉えています。

例えば、ローズオイルオイルセラムで肌が変わった人はたくさんいます。
毛穴に詰まるものも、このオイルで同化させて流れ出しやすくします。
そしてメイクは油分でできていることから、オイルとやはり同化しやすく、クレンジングを刺激少なく行います。
美容オイルとしての役割を果たしながら上記の働きを行います。

思い込み(理性、認知)に気づくことで、真の美容法に近づき、それが肌を根本から輝かせていきます。