コスメ成分としての高級アルコールについて

日本酒ー化粧品の成分としてのアルコール

アルコールにはいくつもの種類があり、分子構造中の炭素数の違いでグループ分けされています。

  • 炭素数が6個以上 → 高級アルコール(より油溶性)
  • 炭素数が5個以下 → 低級アルコール(より水溶性)

高品質だから高級なのではなく、炭素数での区別です。
例えばエタノールは低級(第一級)アルコールです。

コスメの成分としてのアルコールの使い方には、多少気をつける必要があります。
必ずしもアルコールが肌に悪いということではありません。

皆さん、日本酒風呂を聞いたことはありませんか?
日本酒をお風呂に入れて入浴すると肌がしっとりして血色が良くなったりします。
手作りの化粧水に、精製水に少しの日本酒とグリセリンを入れるレシピもあります。
たしかに純米酒などには、肌の引き締め感があり、整肌作用があるとも言われます。
日本の気候風土の中で作られてきて、日本人に長く親しまれているものですから、肌にも合いやすいということもあるでしょう。
原料も国産のお米に麹、良質の軟水ですから。

このように、アルコールは必ずしも肌に悪いわけではなく、むしろ良い部分もあります。
ではどこに気をつける必要があるか。
それは由来と作られ方です。そして、揮発性の強い水溶性か、もしくは油溶性であるかということ。

石油由来や、製造段階で化学的な処理がなされているアルコール成分は、ブルークレールでは言語道断です。
また、清酒であっても醸造アルコールなどを添加しているものは用いず、純粋な製法のものに限ります。

そして、水溶性のエタノールは、良質のものであっても、それが揮発性が強いものであれば、全成分とのバランスに注意して全体を作っていきます。
揮発するものは周りの水分を一緒に蒸発させることがあります。ですが一方で、確かに肌を引き締める良さもあります。
優れた成分は、一長一短の特徴を持つことがあります。
一側面のマイナスだけを気にするのではなく、全体を見る(俯瞰する)ことが大切です。

他の成分で、ある成分の揮発性をカバーし、むしろ保湿力を全体で高めていきます。
一方で、引き締める働きはうまく残していきます。ブルークレールでは、植物由来で、化学溶剤を使用しないエタノールを、必要最低限使っています。

一方で、高級アルコールと呼ばれる成分は、油溶性であり、平たく言えばオイルに近く、肌に浸透しにくい特性があります。
ここでくれぐれも合成(石油由来)の高級アルコールでないことが前提になります。あくまで天然植物由来の高級アルコールについては、肌の上にとどまり、保護・保湿する性質があり、刺激も非常に少ない傾向があります。ひまし油をもっと液状化して軽くしたようなテクスチャと作用です。もしくはシアバターのような固形。

ですので、揮発性の強い低級アルコールよりも、むしろ高級アルコールは肌の保護・保湿力があり、化粧品には使いやすい成分となります。
また、クリームや乳液の乳化を助ける機能も持っています。

来月発売する新UVクリームは、乳化に植物成分のほか、いくつかの植物由来の高級アルコールを使用しています。多くは有機認定もされている成分です。
イメージとは異なり、肌を優しく守る成分ですので、皆さんにはぜひ正しくご理解いただきたいと思います。

春に新商品ぞくぞく♪お楽しみに。