酸化による老化を食い止める！今すぐできる対策とは

老化を引き起こす酸化。
生きている限り避けられない現象ではありますが、できる限りダメージは減らしたいですよね。

しかし、私たちに備わっている抗酸化力は年齢を重ねるにつれて低下していってしまうのです。
今回は、低下していってしまう抗酸化力を高め、酸化を抑えるためにできる対策について解説していきます。

今すぐできる対策も紹介するので、酸化対策として何をすれば良いかわからないと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

酸化が老化を引き起こすメカニズム

酸化とは、わかりやすく言うと細胞が錆びる現象のことで、
切ったりんごが茶色く変色するのと同じように、私たちの細胞も錆びてしまいます。

私たちは酸素がなければ生きていけませんが、酸素の一部は活性酸素に変化します。
活性酸素は免疫機能を持ち重要な役割を担っている一方で、過剰に増えてしまうと細胞を傷つけて酸化させてしまう働きがあり、
これが老化の要因となる酸化にあたります。

増えすぎた活性酸素は、皮膚だけでなく脳や血管へもダメージを与え、
肌のシミ・シワや慢性疲労、高血圧などの老化現象にとどまらず、脳梗塞や動脈硬化、ガンなどの病気の原因となることもあるのです。

酸化を抑えるためにできること

年齢とともに私たちの体に備わる抗酸化力は低下していってしまうため、何も対策をしなければ酸化は進行していくばかりです。

酸化対策というと難しく聞こえてしまうかもしれませんが、基本的には日々の生活に簡単に取り入れられるものばかりです。

ただし、私たちの体内では常に活性酸素が作られているため、一時的に酸化対策をしたからといってその効果が継続するものではありません。
酸化対策は継続することが大切です。以降で紹介する対策をぜひ継続して実施してみましょう。

生活習慣を整える

生活習慣を整えることは酸化対策の基本とも言えます。
特に、ストレスと喫煙は酸化を進める大きな要因とされており、気を付ける必要があります。

精神的ストレスが溜まると、それに応じて分泌されるホルモンの影響で活性酸素が増えてしまいます。
また、タバコの煙には活性酸素の発生を助長する有害物質とともに活性酸素そのものも含まれているため、喫煙習慣のある方は要注意です。

その他にも、下記の点を意識して生活習慣を見直してみましょう。

　✔︎ 十分な睡眠をとる
　✔︎ 軽い運動を取り入れる
　✔︎ アルコールを摂取しすぎない

紫外線予防を徹底する

肌の酸化を引き起こす要因の約80％は紫外線とも言われており、紫外線を浴びると大量の活性酸素が発生し、皮膚は酸化状態になってしまいます。

紫外線による影響はシミやシワがイメージしやすいですが、それ以外にもたるみやくすみ、ハリ感のなさなどのエイジング症状に加え、
皮膚がんにつながることもあるのです。

紫外線は天候や季節に関係なく降り注いでいるので、紫外線対策は一年を通して行いましょう。

また、室内にいても油断は禁物です。
紫外線は窓を通して室内にも入り込んでくるため、できれば起床後すぐUV対策を行いましょう。
すぐに出かける予定がなくても、朝のスキンケアの最後にUV効果のある製品を使うようにすると良いですね。

抗酸化作用のある栄養素を摂る

食事でも酸化対策をすることができます。栄養バランスの良い食事を心がけながら、
抗酸化作用のある栄養素を取り入れることも意識できるとなお良いですね。
ここでは、抗酸化作用のある栄養素のうち主なものを紹介します。

これらは食事として摂取することはもちろん、スキンケアを通して肌に与えてあげることもできるので、コスメ選びの参考にもしてみてください。

ビタミンC・E

ビタミンCは、野菜や果物に多く含まれます。
ビタミンCは体内で作ることができず、また溜めることもできないため、継続して摂り続けることが大切です。
毎日欠かさず摂るようにしましょう。
ビタミンCは水溶性のため、食材は生で食べるのがおすすめです。

ビタミンEは、ナッツ類や魚類に多く含まれます。
ビタミンEは強い抗酸化作用を持つことで知られており、「若返りビタミン」と呼ばれることもあるほどです。

ポリフェノール

ポリフェノールも抗酸化作用を持つ栄養素として知られており、活性酸素を無害な物質に変える作用があります。
ポリフェノールにはさまざまな種類がありますが、身近な飲み物から摂取できることが特徴です。

赤ワインやコーヒー、緑茶に多く含まれるため、日常的に摂取しやすい栄養素とも言えます。
また、ポリフェノールはプルーンやりんごにも含まれています。
フルーツの場合は、皮に豊富に含まれているため、皮ごと食べるのがおすすめです。

ミネラル

ミネラルにも抗酸化作用があります。
ミネラルは、わかめ・のり・昆布などの海藻類だけでなく、
牡蠣やしらすなどの魚介類やヘーゼルナッツ、アーモンドなどのナッツ類にも豊富に含まれています。

ミネラルは、熱に強い性質を持ちますが、水溶性のため茹でると溶け出してしまいます。
蒸し料理や煮汁ごと食べられる煮込み料理にすると効率よく摂取できます。

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