ーシルクさんは、美容研究家として10年以上美容セミナーである「べっぴん塾」を開催され、全国で毎回満員御礼でいらっしゃいます。
美容に対してのシルクさんの思いとは何でしょうか。
2007年から全国で開催させていただき、ありがたいことに、また来たいと言ってくださるみなさまのために毎回少しずつ内容を変えて続けてまいりました。10年もやっていると、さまざまな出会いがありまして、私自身もたくさんパワーをもらえるので本当に感謝しています。毎回1時間もかけて来てくださる80代のお客様もいらっしゃるんですよ。
日々私も勉強をして、少しでも良い情報をお伝えすることができたらと考えています。
セミナーでもおこなった筋膜トレーニング然り、身体はさまざまな部分がつながり、それが影響しあい、美にもつながっていくということをいつも感じています。イキイキとしたお肌やハリのあるボディラインは、食事や運動、気持ちの持ち方などのバランスで作られていきます。例えば化粧品でのUVケアは当然大切ですが、食事で抗酸化力の高い食材を摂ることによって多少の紫外線の影響くらい内側から対処することが十分にできます。顔の筋肉体操なども、内側から筋肉や筋膜をトレーニングしてリフトアップしていくのですから、やはりインナーからの美容ケアになります。
実は、医療用ピラティス100時間のクラスを、ちょうど昨日終了したんです。自分以外の参加者は熟練の柔道整復師や理学療法士など身体のプロフェッショナルの方ばかりで切磋琢磨される日々でした。
医療用ピラティスは、例えば寝たきりになってしまった方、骨がまがってしまった方などそういった方をどうケアしてさしあげれば良いかを考える方法です。激しい運動をするわけではなく、筋肉の動きを理解しながら低下してしまった筋力を可能な限り動かして鍛えていきます。今回、“筋肉への語りかけを忘れてしまった人が病気になる”ということを学びました。筋肉がないと歩くこともできず寝たきりになってしまいます。1つの筋肉は、それだけではなく身体のさまざまな部分とつながっているんです。お顔も同じで、もしエイジングのサインが出てきたときには、実は違う場所の筋肉を鍛えると、そのエイジングサインが気にならなくなってくる、などの興味深い知識がたくさんあります。
勉強で学んだことを、皆さまに少しでも お伝えしていきたい、そういった美容の知識を、皆さんにどんどんアウトプットしていきたいと思っています。